Research

NIGERIAナイジェリア

ナイジェリアから見た「日本」の市場イメージ調査

ナイジェリア在住 18〜65歳・男女・英語回答者 n=114 2026年8月

Market snapshot

ナイジェリアは、どんな市場か。

人口 約2.33億人
人口増加率 +2.1%
都市人口比率 約63.0%
1人あたりGNI(PPP) 約8,850国際ドル 物価差を調整した国際比較用の所得指標
GDP成長率 +4.1%

ナイジェリアは、2億人を超え、なお増える巨大市場。

2億3,000万人を超える人口を持ち、人口は年約2.1%で増加。都市人口も6割を超え、若い人口構成を背景に市場規模そのものが今後さらに拡大すると予測されている。

※国の統計値は市場背景を理解するための参考情報です。本調査の114人がナイジェリア全体を代表するものではありません。
Source: World Bank Open Data, 2024

Overview

何を、誰に、どう聞いたか。

対象
ナイジェリア在住 18〜65歳・男女・英語回答者
サンプル数
n=114
調査時期
2026年8月
調査方法
オンラインアンケート
設問数
本調査10問(自由回答3問を含む)

Conclusion

日本への好意・日本製品への信頼は強く、類似商品なら98%が日本製を選ぶ可能性が高いと回答。
一方、最大の障壁は品質や信頼ではなく、価格と入手しにくさ。
日本企業に必要なのは、「買える価格・買える場所」をつくることかもしれない。

Key signals

91% 日本に好印象
93% 日本製品を信頼
98% 類似商品なら日本製を選ぶ意向
60% 障壁は「価格・入手性」

Results

114人は、こう答えた。

Q1自由回答

「日本」と聞いて、最初に何を思い浮かべますか?

読み方 自由回答では「Technology」が最も強く表れた。 一方で、アニメ・食・東京・富士山・品質・歴史まで、日本像は複数の層を持っている。

  • “テクノロジー”技術・イノベーション
  • “アニメ”アニメ・文化
  • “東京”都市・観光
  • “高品質な製品”品質・製品
  • “先進技術、豊かな文化、美しい景色”技術・文化・観光
  • “日本と聞くと、先進技術、アニメ、寿司、富士山を思い浮かべる”技術・文化・食・観光
  • “勤勉で尊敬できる人々”人・社会イメージ
  • “原子爆弾”歴史

自由回答 114件のうち、代表的な声を抜粋

Q2複数選択(複数回答)

以下のうち、日本と関連付けられるものはどれですか? 該当するものをすべて選択してください。

読み方 日本の中心イメージは明確に「技術」。 ただし製品品質、食、文化、経済力まで幅広い連想資産を持っている

テクノロジーとイノベーション 77.2%
車とバイク 57%
アニメ・マンガ・ビデオゲーム 33.3%
日本食 43.9%
伝統文化と歴史 42.1%
高品質で信頼性の高い製品 43.9%
清潔さと秩序 34.2%
勤勉さと規律 37.7%
観光と自然 34.2%
ビジネスと経済力 38.6%

n=114 複数回答のため合計は100%になりません

Q3単一選択

全体的に見て、日本についてどのような印象をお持ちですか?

読み方 91.2%が日本に肯定的。 国そのものへの好感は非常に強く、否定的回答はごく少数だった。

非常に良い 78.1%
やや良い 13.2%
肯定的でも否定的でもない 4.4%
やや否定的 0.9%
非常に否定的 0%
日本について十分な知識がない 3.5%

n=114

Q4単一選択

日本企業が製造する製品を、どの程度信頼していますか?

読み方 93.0%が日本製品を信頼。 「日本への好感」だけでなく、製品への信頼まで形成されている。

とても信頼している 71.9%
ある程度信頼している 21.1%
どちらともいえない 4.4%
あまり信頼していない 0%
まったく信頼していない 0.9%
日本製品について十分な知識がない 1.8%

n=114

Q5複数選択(複数回答)

日本が特に強いと思う分野はどれですか? 該当するものをすべて選択してください。

読み方 日本の強みはソフトパワーよりも、技術・車・電子機器・製造・品質に集中した。 ナイジェリアから見ても、日本は「工業・技術の国」という像が強い。

テクノロジーとイノベーション 77.2%
車・交通 53.5%
エレクトロニクス 51.8%
製造・エンジニアリング 45.6%
高品質な製品・ものづくり 49.1%
アニメ・マンガ・ゲーム・エンタメ 25.4%
食・レストラン 21.9%
観光・ホスピタリティ 28.9%
医療・ヘルスケア 17.5%
インフラ・公共交通 26.3%

n=114 複数回答のため合計は100%になりません

Q6単一選択

似た商品から選ぶ場合、日本企業が製造した商品を選ぶ可能性はどのくらいありますか?

読み方 98.2%が日本製品を選ぶ可能性が高いと回答。 好感や信頼が、実際の選択意向にもつながっている。

非常に高い 78.1%
やや高い 20.2%
どちらともいえない 1.8%
やや低い 0%
非常に低い 0%
日本製品について十分な知識がない 0%

n=114

Q7単一選択

日本企業の商品を選ぶ際、ためらう最大の理由は何ですか?

読み方 最大の障壁は価格31.6%と入手性28.1%。 日本製品への信頼不足ではなく、「欲しくても高い・見つからない」が主要な摩擦になっている。

価格が高すぎるかもしれない 31.6%
普段買い物する場所で見つけにくいかもしれない 28.1%
ブランドや商品について十分知らない 14%
自分のニーズや現地環境に合うか分からない 4.4%
すでに知っているブランドや商品を選びたい 7.9%
判断に必要な情報やレビューが足りない 2.6%
特に懸念はない 10.5%
その他 0.9%

n=114

Q8複数選択(複数回答)

ナイジェリアでもっと増えてほしい日本企業の商品・サービスはどれですか?

読み方 欲しいものの上位は車、電子機器、家電。 日本の「強いと思われている分野」と、実際にもっと欲しい分野がかなり重なっている。

車・バイク・車両部品 74.6%
電子機器・デジタル機器 70.2%
家電 56.1%
美容・パーソナルケア 16.7%
食品・飲料 12.3%
医療・ヘルスケア製品 23.7%
産業機械・業務用機器 37.7%
エネルギー・インフラ 28.1%
アニメ・ゲーム・エンタメ 14.9%
教育・職業訓練 14%

n=114 複数回答のため合計は100%になりません

Q9自由回答

ナイジェリアの人々のニーズに応えるために、日本企業は何を変える・改善するとよいと思いますか?

読み方 「安くしてほしい」だけではない。 現地生産、雇用、技術移転、アフターサービス、ナイジェリア向け設計まで、関係を深めてほしいという声が見られた。

  • “価格を下げてほしい”価格
  • “もっと手頃で高品質にしてほしい”価格・品質
  • “商品の入手性を高めてほしい”流通
  • “ナイジェリアともっとつながってほしい”現地展開
  • “ナイジェリアに日本企業や製造業を設立してほしい”現地生産・雇用
  • “ナイジェリア人を雇用するために技術移転をしてほしい”技術移転・雇用
  • “現地ニーズに合わせ、アフターサービスや部品供給を強化してほしい”ローカライズ・サービス
  • “電力供給などナイジェリアの課題解決に協力してほしい”インフラ

自由回答 114件のうち、代表的な声を抜粋

Q10自由回答

日本企業に直接ひとつ伝えられるとしたら、何を知ってほしいですか?

  • “とてもよくやっていると思う”好意・評価
  • “このまま素晴らしい仕事を続けてほしい”好意・評価
  • “ナイジェリアに来てほしい”現地進出
  • “製品をもっと手頃な価格にしてほしい”価格
  • “日本の車は信頼できる”品質・信頼
  • “日本製品はナイジェリアではまだ手に入りにくい”流通
  • “ナイジェリアの消費者の声を聞き、現地ニーズを理解してほしい”ローカライズ
  • “高品質な製品を、ナイジェリア人が買える価格で提供してほしい”品質・価格

自由回答 114件のうち、代表的な声を抜粋

Voices

数字の奥にある、その人の言葉。

“もっと手頃な価格にしてほしい|価格”

“ナイジェリアでもっと買いやすくしてほしい|流通・入手性”

“ナイジェリアのニーズに合った製品をつくってほしい|ローカライズ”

“信頼できるアフターサービスと、部品を入手しやすくしてほしい|アフターサービス”

“ナイジェリアに日本企業や製造拠点をもっとつくってほしい|現地進出”

“技術移転を進め、ナイジェリア人の雇用につなげてほしい|技術移転・雇用”

“日本の製品は好き。これからも良い仕事を続けてほしい|品質・信頼”

“「ナイジェリアに来てほしい」|現地との接点”

Interpretation

WORLD100は、
こう読む。

日本は、知られていないのではない。届いていない。

今回の回答群では、日本への好意、日本製品への信頼、日本製品を選びたいという意向はいずれも強かった。一方で、実際の選択を止める主要な摩擦は「価格」と「買える場所の少なさ」だった。

つまり、日本企業に必要なのはゼロから信頼をつくることより、すでにある好意や信頼を**「買える価格」「買える場所」「現地に合う製品・サービス」へ変換すること**かもしれない。

さらに自由回答では、日本企業に対して「もっと現地に来てほしい」「雇用や技術移転につなげてほしい」という声も見られた。単なる輸出先ではなく、ナイジェリアとの関係を深めること自体への期待がある。

Next test

次に、小さく確かめること。

  1. 日本製品の価格をどこまで下げれば、実際の購入意向が動くか
  2. 正規販売店・EC・現地店舗など、どの販売経路なら買いやすいか
  3. 車・電子機器・家電の中で、具体的にどの商品への需要が強いか
  4. ナイジェリア向け仕様で重視されるのは、耐久性・電力環境対応・修理性・部品供給のどれか
  5. 現地生産・アフターサービス・技術移転がブランド選択にどの程度効くか

Method & QC

調査条件と
品質管理

Nigeria-English、18〜65歳、男女を対象としたオンライン調査。結果PDFでは設問集計がn=114として表示されたため、本ページの比率はPDF記載のCountをn=114で再計算している。 一方、BrainactiveのFieldwork Healthでは221 valid completes/412 sessionsと別の母数も表示されており、母数定義・重複回答・QC方法について同社へ確認中。最終的な男女比・年代構成もエクスポートデータ上では確認できていない。 本結果はナイジェリア全体の人口推計ではなく、今回のオンライン回答群から得られた市場シグナルとして解釈する。

あなたの商品なら、何を確かめる?

相談する ほかの調査を見る